文化・歴史
市指定文化財 木造十二神将立像 (もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)
【年代】 鎌倉時代中期~後期
【像形】 像高63.0~72.0cm
十二神将は古代インドの神々が仏教に採り入れられ、薬師如来を守護する役割をもつ十二体の武神である。本像は、岩谷寺所蔵の薬師如来像(国指定文化財)の周囲に配置され、甲冑をまとい武器を携え、変化のある忿怒の形相立つ。頭上には干支(十二支)の像が刻まれるが、現在は武器および干支の像を欠失する像もある。
何度か修復され、像容に差異がみられる。天正年間(1573~1591)の福田村「蓮台寺不動尊縁起」に修復記録があり、薬師如来立像の背部には、文政元年(1818)当山住職鏡心による補修の朱墨銘がある。また、十二神将の数体の背部に、修復に際し檀徒の寄進を示す朱墨銘がある。
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