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市指定文化財 [竜神尊像軸(りゅうじんそんぞうじく)]

竜神尊像軸

【製作】江戸時代中期
【形態】軸の寸法:縦98センチメートル、横31センチメートル 本絵:縦40センチメートル、横23センチメートル

この絵は、桐箱2つのうち1つ「竜神尊掛物壱軸」の表書きしたものに収められている。また、この箱には、「文政四年辛巳九月吉日 表具成献(じょうじゅ)願主敬白」と「文政四年辛巳九月吉祥日別当鏡敬代」の墨書がある。このことから文政4年(1821)に表具され掛軸になったことと、ここにあった持福院が無住であったため、本寺岩谷寺から鏡敬が派遣され別当を勤めたことがわかる。この絵は文政4年以前に所在していたと考えられ、もう一つの桐箱に「寛政六寅年九月吉祥牧野越中守竜神宮江御寄付帛」の表書きがある。寛政6年(1794)に領内に大干ばつがあったが、この竜神祈祷によって難をのがれたことを笠間藩主牧野貞喜が聞き絹本一本を奉納した。絵の構図は、4本の柱状の囲いの中に、法界定印を結ぶ竜神尊が描かれている。絵柄は繊細で色彩は鮮やかである。ところどころ金銀泥がみられ「濃絵(だみえ)」といわれる江戸時代の画法である。平成10年度に補修されている。

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