文化・歴史
県指定文化財 [銅造阿弥陀如来立像 附 旧支柱(どうぞうあみだにょらいりゅうぞう つけたり きゅうしちゅう)]
【製作】鎌倉時代中期
【像高】48.3cm
本像の頭髪部は波状髪で表現される清涼寺式、体部は両肩を衣で覆い、左手で刀印を結ぶ善光寺式の形式をとる。このような本像の形式は、両形式に共通する生身仏信仰によって結びつけられたものと考えられており、中世の信仰世界を伝える貴重な遺例である。
また、附指定とする旧支柱の銘文から、元禄11年(1698)7月に本像が修理されたことがわかる。その頃までに、本像が浄乗寺に伝来していたものと考えられる。