文化・歴史
市指定文化財 [時鐘(じしょう)]


【製作】安永7年(1778)
【形態】高さ142センチメートル、直径74.8センチメートル
笠間で時鐘(じしょう)が使われたのは寛文2年(1662)からである。現在あるこの鐘は3代目の銅製であって、中膨らみのない関東型である。側面の池の間には次の銘文がある。
常陸国真壁郡田村住 | 鋳物師 小田部助左衛門 藤原助綿 |
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分家 同苗 庄左衛門助信 | |
鋳物師 同苗 助右衛門包早 | |
同苗 三郎兵衛 |
この鐘は、安永7年に笠間領内真壁郡田村(桜川市真壁町田)の鋳物師小田部氏によって鋳造され今も笠間の時鐘としてうち続けられている。