文化・歴史
市指定文化財 [高房神社(たかふさじんじゃ)のシイ]
【樹種】シイ(スダジイ)
【樹齢】不明
このシイは、高房神社の御神木で、目通り幹囲4.45m、樹高約30mを越え、樹勢も旺盛で樹形も見事である。
スダジイは、福島県以南の暖地に生育するブナ科の常緑高木で、わが国の暖帯林を構成する最重要樹種のひとつである。幹は黒褐色で、大きくなると樹皮に縦の深い裂け目ができる。葉の長さは5~15センチメートルほどで、表面は深緑色で光沢があり、裏面は灰褐色である。花は5月から6月ごろに咲き、雄花は枝の上部に、雌花は下部につく。果実は翌年の10月ころに成熟し、ドングリ状の濃暗褐色で食用になる。シイの木は上部で枝がよく繁るので、庭園樹に用いられる。