文化・歴史
市指定文化財 [木造 僧形(義尊)坐像(そうけいざぞう)]
【製作】永禄6年(1563)
【像形】像高44.5cm
カヤ材、一木造。現状は木地仕上げ、衲衣の地には部分的に白土が残る。頭部は円頂で顔の表情は瞼やや厚く、鼻孔太く、頬膨らみ、耳朶に輪は無い。法衣は衣の上に環の無い袈裟を着ける。両腕は欠失しており、後補である。胸前にて左右の第四指を接し、同じく左右の第一指と第二指で念珠(ねんじゅ)し胡座する。体幹材像底部に墨書にて「双□坊権大僧都東海造立 寄進□□養福寺義尊 永禄六年□亥八月三日」と書かれている。