文化・歴史
市指定文化財 [マキ]
【樹種】イヌマキ
【樹齢】不明
イヌマキは、本州の関東以西、四国、九州などの暖かい地方に生育している常緑高木で高さ20m位になる。庭園樹としても植えられ、特に海辺の生垣に用いられている。葉は扁平な線形で長さ10~15センチメートル、幅1cm内外、革質で中肋(ちゅうろく)は表裏に隆起している。雌雄異株。5月に開花する。種子は球形で10月に熟し、果托(かたく)は倒卵形で長さ1.5cmになり暗赤色で甘い。材は水に強いので、風呂桶や土木、建築に用いられた。このイヌマキは、根周り3.2m、目通り幹囲2.2m、樹高20.3mである。