文化・歴史
市指定文化財 [木造 如意輪観音坐像(にょいりんかんのんざぞう)]
【製作】室町時代
【像形】像高120センチメートル、膝張り70センチメートル、台高62センチメートル
本像は寄木造りで漆箔が施され、部分的には着色されている。玉眼、白毫(びゃくごう)、六臂(ろっぴ)像で冠を頂く。右手は頬に、右第一手を胸にあて、第二手は右膝の上に垂れ、左手は臂を下げ台座についている。左第一手は臂を曲げて腋下より出す。第二手は臂を立て掌を上にする。右膝を立て左踵の上にかさね蓮華座にすわる。笠間右京亮藤原高広の発願により天文18年(1549)弥生21日に開眼された。墨書銘文が蓮華座上にあり作者は仏造坊と墨書されている。