文化・歴史
市指定文化財 [宍戸文書(ししどもんじょ)]
【製作】鎌倉時代から安土桃山時代
宍戸文書は、鎌倉時代から安土桃山時代にかけて、友部地方を支配した宍戸氏関係の文書で、一木文書(宍戸氏の一族、常北町の一木氏所蔵)とともに、中世常陸を知る重要な資料である。
宍戸氏は初代常陸国守護八田知家の四男家政を祖とし、小鶴荘(茨城町・笠間市)を本拠とした豪族で、家周(いえかね)・時家の代には守護職に任ぜられるなど、鎌倉幕府の有力な武将だった。
文書は室町時代中期の康正元年(1455)から慶長2年(1597)にかけて、鎌倉公方足利成氏、同義氏関係、佐竹義宣関係など9点である。中でも「佐竹義宣知行充行状」や「宍戸四郎内家人覚」は、宍戸氏の立場を伝える文書である。
- 足利成氏感状
- 足利成氏軍勢催促状
- 足利義氏官途状
- 芳春院周興書状
- 足利義氏書状
- 足利義氏母芳春院殿御書
- 足利義氏母芳春院殿御書
- 佐竹義宣知行充行状
- 宍戸四郎内家人覚