文化・歴史
市指定文化財 [山王塚古墳(さんのうづかこふん)]
【規模】前方後円墳:後円部直径50m、高さ7.3m
山王塚古墳は帆立貝型前方後円墳だったが、明治22年(1889)に水戸線敷設のため、前方部が削られ、後円部だけが残った。墳丘は3段に築かれている。墳頂には日枝神社が祭られている。周囲に周堀があり、現在も水をたたえ、葦が繁っている。線路敷地内に池が残っており、その池は前方部をめぐる周堀の一部とみなされている。削り取られた前方部を加えると、100m近い古墳になる。
付近は標高平均36mほどの平坦地で、弥生式土器や土師器片が散布している。
すぐ北の一本松古墳と諏訪古墳とともに一本松古墳群を形成している。