文化・歴史
市指定文化財 [岡の宿館跡(おかのしゅくやかたあと)]
【規模】規模:山林1,672m2
岡の宿館跡は、岡の宿集落の西側高台山林にある。わずかに土塁や空堀等の跡が残る。土塁断面をみると幅3m、外側の高さも3mほどで、土塁内側は200m2ほどの平坦地である。なお、土塁先両側に「外館」と呼ばれる100m2ほどの広がりと峯づたいの山頂に物見台と思われる場所もある。小宮山楓軒の「水府志料」に「古館りゅうがいと呼ぶ。外岡美濃守というもの居しという」とある。外岡美濃守は、江戸氏の武将として戦国時代に池野辺から大橋辺りまで支配し、この岡の宿に館を築いたのであろう。江戸氏支配の西側にあって、防護上重要な城館であったと考えられる。