文化・歴史
市指定文化財 [木造 阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)]
【製作】鎌倉時代前期(13世紀)
【像形】像高75.4センチメートル
本像は、鎌倉時代前期(13世紀前半)に快慶風の系統を引く仏師の手によって造られたものである。寄木造りで頭部の前の部分は江戸時代に修理されている。肉身部は金泥で塗られ、衣部は漆箔で玉眼がはめこんである。
光明寺は江戸時代に何回か火災に遭い、寺宝や文書の多くを失った。本像は、その都度搬出されて今日に伝わった。現在の堂宇は、安永期(1772~81)再建されたと思われる。本堂欄間の天女の鏝絵(こてえ)や鶴の杉戸絵(すぎどえ)も風情がある。