文化・歴史
市指定文化財 [阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)]
【製作】 鎌倉時代末から南北朝時代
【像形】 阿弥陀如来立像:像高40.5cm、観音菩薩像:像高30.4cm
勢至菩薩像:像高29.9cm
本像は、新善光寺の本尊と伝えられ、現在は茨城県立歴史館に寄託されている。この像は、善光寺式三尊像で、右手は施無畏印(せむいいん)、左手は手刀印を結んでいる。脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像は梵篋印(ぼんきょういん)(両手を胸のあたりで上下に重ね、その間に宝珠を持つ形)を結んでいる。本尊の螺髪(らほつ)や肉髻(にくけい)が大きく、鎌倉時代の特色をよく示している。