文化・歴史
市指定文化財 [木造 阿弥陀三尊立像(あみださんぞんりゅうぞう)]
【製作】鎌倉時代前期(13世紀)
【像高】阿弥陀如来立像:像高77.5cm
観音菩薩立像:像高40.3センチメートル 勢至菩薩立像41.5cm
本像は、寄木造りで玉眼嵌入(かんにゅう)、肉身部には金泥が施され、衣文部は漆箔(しっぱく)、頭部は群青(ぐんじょう)に彩色されている。光背は精巧な透かし彫りで、本尊と同時期に造られたと思われる。脇侍の観音菩薩立像は、寄木造りで肘を前に曲げて蓮台を持ち、腰をかがめて立っている。勢至(せいし)菩薩立像も寄木造で腰をかがめて合掌している。両脇侍は室町時代末期の作といわれる。