地下水のPFOS・PFOAの測定結果について
【令和6年度】地下水のPFOS・PFOAの測定結果について
市では、市内3地点の地下水のPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)の測定を実施し、いずれの地点においても暫定目標値を下回る結果となりましたのでお知らせします。
PFOS・PFOAとは
PFOS、PFOAは有機フッ素化合物の一種であり、幅広い用途で使用されてきました。現在では国内での製造、輸入は原則禁止されていますが、難分解性、高蓄積性などの性質があり現時点で世界中に広く残留しており、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
人の健康への影響
PFOS・PFOAはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されていますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。
また、国内において、PFOS・PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。
暫定目標値
国は2020年に、水道水、公共用水域及び地下水における暫定目標値としてPFOSとPFOAの合算値で50ng/Lと定めています。
この暫定目標値は、当時の科学的知見に基づき、体重50キログラムの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものです。
市内での測定結果について
検出値(ng/L) | |||
採取地 |
笠間 |
PFOS | 0.6 |
PFOA | 0.5 | ||
合算値 | 1.1 | ||
下郷 (令和7年2月3日) |
PFOS | 定量下限値未満(注) | |
PFOA | 定量下限値未満(注) | ||
合算値 | ー | ||
旭町 |
PFOS | 1.9 | |
PFOA | 5.2 | ||
合算値 | 7.1 |
(注)定量下限値未満:その分析法または目的とする精度において、正確に定量できる最小値未満であったことを表す。
問い合わせ先
- 2025年4月30日
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