ナガミヒナゲシにご注意ください
ナガミヒナゲシとは
ヨーロッパ地中海原産の一年草で、高さ20~60cmほどに成長し、4月~6月頃に直径3cm程度の淡いオレンジ色の花を咲かせます。
特定外来生物や生態系被害防止外来種には指定されていませんが、6月頃に熟する果実には約1,600粒もの種ができ、一個体が100個もの果実をつけることもあるため、一個体で最大16万粒の種ができ、繁殖力が非常に強いことも特徴です。
また、根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すことから、在来植物の生態系に影響を与えることが懸念されております。
ナガミヒナゲシには毒がある
茎を折った時に出る黄色い汁の中にアルカロイド性の有毒物質が含まれており、肌が弱い人が触れるとかぶれることがあります。
駆除の方法
・皮膚がかぶれる恐れがありますので、手袋を着用するなど皮膚が直接触らないよう注意してください。
・根から引き抜き、指定の袋に入れて「可燃ゴミ」として出してください。種が残ったまま地面に放置すると、種がこぼれて繁殖
してしまいます。
・果実が熟して上部に隙間ができると種子が飛散します。果実が熟す前に抜き取りを行うと、繁殖抑制に効果的です。
特定外来生物・生態系被害防止外来生物について
(1)特定外来生物とは
・外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼす恐れがある
ものの中から環境省が指定した生物であり、指定された生物の取り扱いについては、輸入、放出、飼養等、譲渡等の禁止とい
った厳しい規制がかかります。
「特定外来生物」の確認はこちらから
(2)生態系被害防止外来生物とは
・侵略性が高く、国内の生態系、人の生命・身体農林水産業に被害を及ぼすもの、又はその恐れのある外来種として、環境省が
選定した生物であり、国外由来の外来種だけでなく、国内由来の外来種も対象とされています。
「生態系被害防止外来生物」の確認はこちらから
問い合わせ先
- 2024年5月28日
- 印刷する