「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」が日本遺産に認定されました
日本遺産(Japan Heritage)とは
地域の歴史的な魅力や特色を通じて文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定する制度です。
ストーリーの構成要素となる魅力ある有形・無形の文化財群を総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することで、地域活性化を図ることを
目的としています。
文化庁は、2020年までに100件程度の認定を行うとしていたところ、2020年度までに104件が認定されました。
認定までの経緯
笠間市では、令和元年度から「日本遺産」認定を目指して、益子町と共同で「焼き物文化(笠間焼・益子焼)」を中心に据えたストーリーを作成し、
令和2年1月に文化庁に申請しました。
令和2年6月12日に「日本遺産審査委員会」の結果が通知され、6月19日に認定が正式発表となりました。
笠間市・益子町の共同申請内容
タイトル
「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」
ストーリーの概要
東日本屈指の窯業地「かさましこ」(茨城県笠間市と栃木県益子町)は、窯業や統治者によって古代から同じ文化圏でした。
江戸時代に入り別々の道を歩みますが、18世紀後半から再び、製陶を通じてつながり合った地域です。使い勝手のいい日用品を作り続けていたこの地は、
存続の危機に陥ると時代に合わせた革新に挑み、多様な作風を許容する産地へと変化しました。
自由でおおらかな環境が創造する者を惹きつけ、今では600名を超える陶芸家が活躍しています。
美意識を追求し美しい生活造形を生み出す「かさましこ」は、訪れる人の五感をも刺激し、暮らしに寄り添う陶文化を醸成しているのです。
関連ファイルダウンロード
- 「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ❝焼き物語❞~」ストーリーの詳細PDF形式/678.08KB
- 「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ❝焼き物語❞~」構成文化財の位置図PDF形式/9.13MB
- 「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ❝焼き物語❞~」構成文化財の一覧PDF形式/200.09KB
- 「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ❝焼き物語❞~」構成文化財の写真PDF形式/6.66MB

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