市長コラム「駅を中心としたまちづくり」(平成25年2月号)
「駅を中心としたまちづくり」
稲田駅完成イメージ |
東日本大震災の発生からもうすぐ2年が過ぎようとしています。皆様方のご支援により、本市としては笠間支所、教育委員会庁舎の整備をはじめ公共施設の復旧、復興に一定の見通しが立ちました。一方で本市のような地方自治体では少子高齢化、人口減少が大きな課題となっており、今後の社会情勢も踏まえた上で、公共施設の在り方とまちづくりを合わせて考えていく必要があります。今後は3地区の市街地活性化を図り、「復旧から成長へ」とまちづくりを進めていかなければなりません。
笠間市は、1市2町の合併により市街地が3つの地区に形成されております。この度、市では「笠間市駅周辺活性化プラン」を作成し、平成30年を目安に、均衡あるまちづくりの計画実現を進めてまいります。
友部・岩間地区については、これまで市街地形成の中心施設として、友部駅・岩間駅の改修に大きな投資をしてまいりました。この投資効果を高めるため、更に駅を中心に公共施設等を集約させ、市民活動、観光等の情報発信機能を加えた、効率のよいまちづくりを目指し、地域の活性化と成長へ繋げてまいります。
また、笠間地区については、稲荷神社門前通りを中心に市街地が形成されており、通りの整備や旧井筒屋の旅館機能を含めた再整備を進めてまいりたいと思います。そして、稲田駅については、駅の改築に合わせて「石の百年館」を移設し、稲田みかげ石の歴史を観光資源として活用していきます。
これらの事業を進めることにより3地区中心市街地の活性化を目指します。同時に、老朽化した市施設等については整理統合を進めます。これらの推進にあたっては、市議会、市民の皆様のご理解ご協力が不可欠です。これからの笠間があるべき姿を市民の皆様と一緒に考えていきたいと思います。
バックナンバー
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- 2011年9月2日
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