市長コラム「補助金」(平成24年6月号)
「補助金」
笠間市では、市民個人に対する支援から保育料の軽減、団体等への運営費、事業委託費補助など、さまざまな補助金を交付しています。また、国や県の制度に基づいて市が負担している補助金もあります。
平成24年度は151件、総額約8億4千万円です。内訳として、最大は合併処理浄化槽設置補助金で、約1億3千万円を補助しています。補助金は、条例や規則等に基づいて支出していますが、なかには、過去から慣例的に支出してきたものもあります。
合併以来、算出根拠の明確化や支出の目的、公共性を中心に2度にわたり検討委員会を設置し、見直しを進めてきました。一昨年にも審議をいただき、その答申を基本に市の考え方を含め、見直しを進めているところです。
平成24年度がスタートし、補助金の減額や廃止に伴って市民の方や各団体の中には、さまざまなご意見や不満があると思います。特に、団体等の運営費については多くのものを減額および廃止をし、会費等において対応していただくようお願いしました。事業内容については、公共性の高いものについて補助金の対象としてまいります。合併以来、各団体等の規模も大きくなっておりますが、市の支援がなくても自立できるように団体として基盤強化を進めていただければと思います。
市民個人に対する支援についても、目的が達成された時点で廃止や縮小も検討していきます。一方で、新たに創設した補助金もありますので、今後積極的に公表してまいります。広報紙等でお知らせしていきますので、ご活用ください。
市の行政も、国や県の補助金に安易に頼るだけでなく、自立していくための創意工夫をしながら行政運営をしてまいります。
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「銭湯」(平成24年5月号)
「民生委員・児童委員、保護司」(平成24年4月号)
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- 2011年9月2日
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