市長コラム「民生委員・児童委員、保護司」(平成24年4月号)
「民生委員・児童委員、保護司」
少子高齢化や社会環境の変化に伴い、社会のさまざまな問題が浮き彫りとなっています。最近の報道では一人暮らし高齢者の増加、児童虐待、孤独死や孤立死等が取り上げられています。
このような社会問題に対処することは行政の役割でありますが、全世帯の生活状態をリアルタイムで把握することは困難であり、行政にも限界があります。そこでこれらの問題にボランティアとして専門的に、そして積極的に取組みを行っていただいているのが民生委員・児童委員、保護司の方々であります。役割とはいえ、時間を割いて職務に取り組んでいただいていることには頭が下がる思いです。
委員の身分は市の推薦を受け担当大臣が任命するものでありますが、現在の制度状況は、多種多様な課題を委員にたより過ぎるのではないかと思われてなりません。仕事の役割を考えると、任命権者である国が待遇の改善を図るべきですが、地域や社会全体として仕組みを構築していくことも大切であると思います。東日本大震災以降、コミュニティの大切さが言われていますが、皆さんの小さな親切と見守りの積み重ねが、不幸な事件を未然に防ぎ、より安心・安全な地域社会の形成に繋がっていくと考えます。
市としては、今後とも委員との関係連携を強化してまいります。
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- 2011年9月2日
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