市長コラム「障害者の現場を訪問」(平成25年4月号)
「障がい者の職場を訪問」
先日、2つの障害者自立支援施設を訪問しました。現場で黙々と自分のペースで働く方々の姿には、働くことへの意欲を強く感じました。一生懸命に仕事に取り組む姿勢は、我々も見習うべきところがあります。その一方で、毎日の生活を送ることの大変さと難しさを感じました。また、障がいを持つ方の程度や種類、家庭環境などは複雑化してきており、個人にあった、きめ細かな対応の必要性も感じました。
施設の代表の方に話を伺うと、障害者自立支援について多くの悩みや課題があり、仕事とはいえ職員の方々のご苦労は大変なもので、強い使命感と思いを持っていなければでき得ない仕事なのだと、改めて頭が下がる思いがしました。さらに、施設の代表としての立場ゆえの悩みもあるようで、施設運営のご苦労を肌で感じました。
会話の中で市の福祉行政についても話題になり、大変勉強になりました。また一部、市の政策に対する評価などもいただき、貴重なありがたい意見を伺うことができました。
今回訪問して「誰もが安心して生活できる社会」とはどのような社会であり、理想に近づける地域社会を構築するためには財源、時間、労力、知恵、心が必要であると考えさせられたところであります。
帰りに利用者が焼かれたパンをいただきました。一生懸命作っていた方々の顔を思い出しながらおいしくいただきました。
考えさせられた1日でした。
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- 2011年9月2日
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