市長コラム「予算編成」(平成26年3月)
予算編成
市の予告編成は前年の10月からはじまります。まず、その年の新年度の事業計画に基づき、各課が積み上げて作成した予算要求を財政部局に提出します。
各課は、財政部局とのヒアリング等を経て、市長査定→復活要求と査定、そして予算の最終原案が決定します。その後、議会へ予算の内示をして、定例議会へ諮り、議決という流れで予算が成立し、新年度の4月から各課で執行していきます。
各課では、新しい事業も含め、さまざまな施策を考案し、それに対する経費を計上してきますが、限りある財源の中では、すベてを認めることはできません。市長査定では、担当課と激しく議論しながら苦渋の決断をすることがしばしばあります。
すべての部署と一通り議論し、まず暫定的な予算を出します。そこで削減された軽費を担当部局がどうしても必要な経費であるときは、復活要求をして、再度、議論を重ねます。この市長査定、復活要求は、補助金、負担金、費用負担をはじめ、継続事業、新規事業すべての査定が行われ、最終額が決定されます。
この時期はすべての部署の職員と議論し、市民の皆さんの要望や、市が現在行っている事業の成果などを聞き取るようにしています。私にとっても、1年間の政策を実施するための基になる予算でありますから、財政部局や各課と議論のうえ厳しく査定をしています。
千円単位から何千万、何億の単位にまで高額になる予算は、皆様からの大切な税金であるとの感覚を失わないように意識しています。
バックナンバー
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- 2011年9月2日
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