市長コラム「一枚の写真と賑わい」(平成24年2月号)
「一枚の写真と賑わい」
昭和30年代後半の稲荷神社前
昭和30年代後半の笠間稲荷神社門前通りの写真は、参拝客が通りをうめつくす賑わいのある風景を写し出しています。時が過ぎた現在は、残念ながら昔の状況とは様変わりをしています。
2年前に、“当時の賑わいをもう一度”との思いで、門前通りの再整備の話し合いをスタートし、歩行者を優先するための一方通行の提示をしましたが、地元の理解を得られずに話がストップしてしまいました。
今後の「笠間稲荷神社門前通りの在り方」について、話し合いを再スタートしようとしたする矢先に大震災が発生し、門前通り周辺も廃業する店舗が出るほどの大きな被害を受けました。このままでは、更なる観光客の減少が懸念されます。この危機的状況を前に、何とか対策を講じなければならないとの関心が高まり、地元を中心として、門前通りの在り方についての再協議がスタートしました。2月の末には3回目の会合を予定しておりますが、地元の方に限らず、門前通りの再整備について幅広くご意見をいただければと思っております。
市としては、門前通りの在り方、井筒屋木造3階建ての保存、井筒屋跡地内から大石邸跡地側を含めた一帯の整備を検討し、観光の新たな拠点をつくり、写真のような賑わいを創出するべく取組みを実施してまいります。
この事業により笠間市の観光による交流人口の拡大、そして、経済的活力を生み出していくことが必要であります。昭和30年代後半の賑わいをもう一度取り戻し、活気ある街並みとなることを願っています。成功は地元の方々にかかっています。
バックナンバー
「これからの国際交流」(平成24年1月号)
「笠間のそば」(平成23年12月号)
「ホワイトハウス」(平成23年11月号)
「震災の爪痕」(平成23年10月号)
「夏の愛宕山を歩く」(平成23年9月号)
「市民憲章」(平成23年8月号)
「健康」(平成23年7月号)
「故郷」(平成23年6月号)
「感謝」と「支え」(平成23年5月号)
「震度6強」(平成23年4月号)
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- 2011年9月2日
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