市長コラム「震災の爪痕」（平成23年10月）
「震災の爪痕」
東日本大震災により、笠間稲荷神社周辺の2つの老舗旅館（ホテル山乃荘、ホテル井筒屋）が大きな被害を受け、復興が困難となりました。市内観光や笠間稲荷神社を中心とした数多くのイベント開催時には、来訪される宿泊客の集客を始め、地元の方々にも宴会の利用等で親しまれ、これまで永年にわたり笠間の発展に寄与されてきました。
趣のある木造の3階建てや、笠間城を思わせるお城のような建物。まさに笠間のシンボルであり、再び訪れることができないのは、とても残念でなりません。
笠間市は、観光客の呼び込みによる交流人口の拡大を地域活性化の手段として取り組んでいるため、特色ある老舗旅館がなくなることは、非常に痛手であります。今後の行事等の開催においても、宿泊施設の確保が難しい状況になり、開催誘致等にも大きな影響がでてきています。市としても今後は宿泊施設の誘致等に、積極的に取り組んでいかなければなりません。
また、笠間地区中心街でも地震の影響に伴い観光客が減少しております。市では、中心街から明るく元気なまちづくりを目指して、公共施設の中心街への誘導、門前通り周辺の活性化対策を強化してまいります。
「元気を取り戻そう 笠間」
市民の皆様のご協力をお願いします。
バックナンバー
「夏の愛宕山を歩く」（平成23年9月号）「市民憲章」（平成23年8月号）「健康」（平成23年7月号）「故郷」（平成23年6月号）「感謝」と「支え」(平成23年5月号）「震度6強」（平成23年4月号） 平成22年度市長コラムへ 平成21年度市長コラムへ 平成20年度市長コラムへ 平成19年度市長コラムへ 平成18年度市長コラムへ
問い合わせ先
- 2011年9月2日
- 印刷する