「日本一 数多くの最高の笑顔をもらう企業」を目指して
笠間市は、年齢や性別、国籍、障がいの有無、性的指向などにかかわりなく、一人ひとりが尊重され、多様な人たちが活躍できる「ダイバーシティ社会」の実現を目指しています。
ダイバーシティ社会の実現に向けて、笠間市では「意識の醸成」「職場や生活環境の整備」「広い視野・多様な価値観を持つ人材の育成」の3つの方針をいばらきダイバーシティ宣言に登録し、取り組みを進めています。
今回は「意識の醸成」の取り組みとして、昨年9月にいばらきダイバーシティ宣言を行った『日新シャーリング（株）』を紹介します。
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団体名：日新シャーリング（株） 事業：建築資材の加工・販売 |
ダイバーシティ宣言を行ったきっかけは
弊社は、宣言前から多様性のある社員構成でした。社員の年齢差は70歳と大きく、国籍はベトナム、フィリピンなど3か国、女性比率も3割など、さまざまな人材が勤務しています。必然的に多様な価値観などを尊重しながら働いていましたが、あらためて「ダイバーシティやっていますか？」と問われると、本当にそうであったか心配になりました。しっかりとダイバーシティを理解し、社員みんなで取り組もうと考え、宣言をしました。
具体的な取り組みを教えてください
宣言にも盛り込んだ「ワーク・ライフ・バランスを考慮した多様な働き方の推進」や「ライフイベントに応じた働き方ができる体制づくり」に取り組んでいます。子どもの年齢に制限を設けない育児のための短時間勤務制度や、男性社員を含めた育児休暇の推進などを実施し、現在も複数の社員がこれらの制度を活用しながら、多様な働き方をしています。
また、社員同士のコミュニケーションが取りやすい環境づくりの一つとして、社員同士で感謝の気持ちを伝え合う「サンクスカード」や、社員のご家族向けに、お父さんやお母さん、お子さんの頑張りなどを伝える「日新通信」という手紙を自宅へ届けています。
今後について
令和5年末に完成予定の新工場と新事務所を建築中です。新事務所には現在も行っている「カンガルー（子連れ）出勤」がしやくすくなるよう、専用の部屋を設ける予定です。弊社は若い社員が多いので、これから産休や育休を取得予定の社員が大勢います。育児が終わった社員には多少の負担がかかりますが、全員でカバーして助け合っていこうと考えています。
「数多くの最高の笑顔をもらう企業になる」を企業理念としていますので、これからも社員やその家族、また全ての関係者から賞賛いただけるような企業を目指していきます。
この記事は広報かさま令和5年8月号に掲載した内容です。
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- 2023年8月3日
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