市長コラム「壁」(平成30年10月)
壁

行政サービスを行う際は、法律、条例(県・市)、規則等に基づいて実施します。しかし現場で、これらの法律や慣例が壁となり、迅速に進まないことや実施できないことがあります。
たとえば、市道に停止線や横断歩道を引くには、県の公安委員会の意思決定が必要ですが、その現場の交通状況を一番よく知っている地元警察署の判断、意思決定で良いと思います。
また、行政職員の雇用に関しては、民間企業は外国人が管理職になってもかまいませんが、行政が外国人を管理職として採用したり、昇格させたりすることには制限があります。
もうひとつは、市を退職して再任用された職員も現役職員同様に、副業を持つことができません。
最近の人材不足の状況の中で、その人が持つ長年の経験や知識を生かせないのはもったいないです。
これらは一例ですが、他にも様々な壁があります。
笠間市は県内の44自治体の中で、最も多くの権限を県から移譲され、行政サービスを行っています。
地方創生の中で、国の権限や許可等を見直し、自治体がスピーディに仕事ができる体制が必要であり、本市も規則や慣例にとらわれず、柔軟に行政を進めていくことが必要です。
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