市長コラム「藩校」(平成29年1月)
「藩校」
江戸時代、笠間藩には時習館、宍戸藩には脩徳館、土浦藩には郁文館があり、それぞれの藩の学びの場として多くの人材を育成していました。その中でも、現在の笠間小学校の敷地にあった時習館は、今年開館200周年を迎えます。
文化14年(1817)、笠間藩主牧野貞喜(さだはる)は、笠間藩の学者である秋元浚郊(しゅんこう)の私塾を藩校へ指定し、「時習館」と名付けました。武士の子弟を学ばせることで藩政改革の中でも重要な課題であった人材の養成を行い、当時の国内情勢に対応し、窮乏した藩政の充実と発展を図りました。
開館200年ということで、今年9月にリニューアルオープン予定の笠間公民館を会場に、時習館にまつわる企画展の開催を計画しているところです。
時代は移り変わっても、学ぶことの重要性は変わりません。本市においても学びを重視し、視野を広げ、さまざまな分野で飛躍できる人材を育てていきたいと思います。そのために、今年も幼・小・中の教育を充実し、また郷土愛を持てる人材の育成を目指し、200年前の先人の思いを大切に本年も邁進してまいります。
バックナンバー
「笠間の菊まつり」平成28年12月号
「ネバギブへの感謝」平成28年11月号
「空き家」平成28年10月号
「石と陶を国立競技場に」平成28年9月号
「部活動」平成28年8月号
「野菜」平成28年7月号
「帰ってこいよ」平成28年6月号
「地域おこし協力隊」平成28年5月号
「遠くの地での活躍」平成28年4月号
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