市長コラム「空き家」(平成28年10月)
「空き家」
近年、人口減少や社会的ニーズの変化などにより全国的に空き家が増加し、老朽化や適切な管理がされないことにより、倒壊の危険性や公衆衛生の悪化、景観の阻害等の大きな社会問題となっています。
市内でも一般住宅から店舗、事務所、旅館など使用されていない無人状態の建物が見られます。中には、貴重な物件もあり、市にも保存や利活用ができないかとの問い合わせもありますが、難しいのが現状です。最後には解体することとなったり、手つかずの状態だったりする建物もあります。
市では、国が「空家等対策の推進に関する特別措置法」を制定する以前の平成25年度から空き家の適正な管理と利活用を図るために、「空き家等の適正管理に関する条例」と「空き家バンク制度」を創設して問題の解決を進めています。
条例では、管理不全な状態の空き家等の所有者や管理者に対して、改善のための助言・指導を行い、管理を行うことができない建物については、一定の条件により解体撤去の費用の一部を補助しています。
空き家バンクは、空き家を売りたい・貸したい所有者と買いたい・借りたい利用希望者の双方に登録していただき、情報を提供する制度です。現在までに31件が成約しています。課題は、利活用できる空き家の情報提供が少ないことです。空き家をお持ちの方で、売りたい、貸したいと考えている方は、ぜひご連絡ください。
今後も業界との連携を図りながら、さらに空き家の利活用と適正管理に努めてまいります。ご協力と情報提供をお願いします。
バックナンバー
「石と陶を国立競技場に」平成28年9月号
「部活動」平成28年8月号
「野菜」平成28年7月号
「帰ってこいよ」平成28年6月号
「地域おこし協力隊」平成28年5月号
「遠くの地での活躍」平成28年4月号
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- 2016年10月13日
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