市長コラム「8月15日」(平成21年8月)
「8月15日」
今年も64回目の終戦記念日を迎えようとしています。先の大戦において命をささげられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
市では、8月22日に笠間公民館において、戦没者追悼式を実施します。遺族関係者はもちろん、市民の皆さんのご参列をお願い申し上げます。
大戦当時、友部地区(現在の県立友部病院一帯)には、筑波海軍航空隊が存在し、厳しい訓練に明け暮れ、73名の特攻隊員が故郷から遠く離れた南の地で尊い命を落としました。現在、「友の会」主催の慰霊祭が毎年行われています。
また、8月15日には市内各所の忠魂碑の前において、遺族会の方々が慰霊祭を行っています。
この時期に毎年繰り返されることですが、総理が靖国神社へ参拝するか否かが、中国、韓国との外交にも関わる問題として、マスコミに取り上げられ、物議をかもします。過去の歴史において、尊い命をささげられた方、犠牲になられたすべての方々に哀悼の意を表すことを必要とした上で、国としての明確な考え方を示すべきではないでしょうか。
靖国神社への参拝については、是非の議論がありますが、祭られている英霊に手を合わせ、ご冥福と平和を自然な気持ちで願うことは、平和を享受している者として当然であると思います。
私の母方の叔父2人も戦死を遂げています。今年も佐白山の忠魂碑の前で手を合わせることが、私の8月15日です。
笠間市長 山口 伸樹
バックナンバー
「顔」(平成21年7月号)
「図書館貸し出し日本一」(平成21年6月号)
「国への感謝、注文」(平成21年5月号)
「出会い」(平成21年4月号)
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