市長コラム「ドイツ ラー市訪問」(平成21年12月)
「ドイツ ラー市訪問」
10月19日~23日までドイツのラー市を、菊まつりを縁として、市村市議会議長、塙宮司をはじめとする笠間稲荷神社関係者、そして私と10名で訪問をしてまいりました。
昨年ラー市のミュラー市長らが笠間市を訪れた際にラー市への訪問を要請され、本年招待状を頂き、今回の訪問に至りました。
ラー市は、ドイツで唯一菊まつりを行なっており、人口は4万5000人、ドイツ南部フランス国境に近く、中世の城壁に囲まれた美しい街並みの都市であります。
ラー市の菊まつりは、美しい街並みと鮮やかな菊の色とが調和し、飾り付けについては、笠間の菊まつりとはまた違った工夫がしてありました。例えば、街灯、建物のベランダ等に菊を飾りつけたり、歩道に菊を並べたりしてありました。
もう一つ大きな特徴は、菊まつり期間中は、市内のレストランが、菊入りのスープ、菊入りのアイスクリーム、ムース、菊のビールなど、菊に関する料理をメニューに取り入れていました。笠間でも必要と感じました。
さらに、菊まつりを実施するには多額の経費も必要であり、市から5,000万円ほどの負担と、地元経済会からの協力、そして市民の強い思いと協力があるとのことでした。どこにおいても、お金はかかるものであり、一方で市民の協力も必要不可欠であります。
3泊5日の強行日程でありましたが、ラー市ミュラー市長をはじめ市議会、経済会関係者との交流を図ることができ、有意義な訪問でありました。今後、菊まつりを通じ、どのような交流を図っていくかが、一つの課題であります。遠い国であり、頻繁に行き来をするのは難しいですが、菊作りの職人さんの交流や、市の情報交換、子どもたちの作品交流等、各方面の意見を聞き、国際交流の観点からも形式的交流でなく、自由で永続的な交流を行なってまいりたいと考えています。
バックナンバー
「指導者」(平成21年11月号)
「コラム」(平成21年10月号)
「亀の甲より年の功」(平成21年9月号)
「8月15日」(平成21年8月号)
「顔」(平成21年7月号)
「図書館貸し出し日本一」(平成21年6月号)
「国への感謝、注文」(平成21年5月号)
「出会い」(平成21年4月号)
平成20年度市長コラムへ
平成19年度市長コラムへ
平成18年度市長コラムへ
問い合わせ先
- 2011年9月12日
- 印刷する