市長コラム「指導者」(平成21年11月)
「指導者」
「巨人、大鵬、玉子焼」と言われた時代がありました。今も昔も王者巨人は常に勝たなければならない宿命にあると思います。今年の巨人軍は、原辰徳監督の若手育成が実った年であります。
一方、パリーグでは、楽天の活躍が注目を集めました。球団創立5年目にして初の2位、そしてなんといっても野村克也監督の個性ある指導や、インタビューでの独特のコメントが注目を浴びました。スター選手がいるわけでもなかった球団を、無名選手や他球団から移籍してきた選手を中心に見事にまとめ上げ、2位に導いた手腕は見事の一言につきます。残念ながら退任ということで、球界の厳しさを感じます。
若い人の人材育成が厳しい昨今、原、野村両監督の若手の育成を図り、また、活躍の場がなかったり、実力が出し切れなかったりした選手の再生を果たした点は見習うべきことが多大にあります。「名選手は名監督にあらず」という言葉がありますが、私は両監督とも名選手であり名監督だと思います。
笠間市においても各スポーツ競技で多くの方が指導者として活躍しています。指導者として共通していることは、熱意と夢を持って選手を育てていることです。指導者の皆さんの熱心な取り組みには頭が下がります。
笠間市内の競技選手、そして指導者の皆さんの活躍を期待します。市内には多くの金の卵が存在しています。がんばってください。
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