市長コラム「亀の甲より年の功」(平成21年9月)
「亀の甲より年の功」
9月21日は敬老の日です。市内には65歳以上の高齢者は18,671人、100歳を達成された方(本年度中に迎える方を含む)が6人の方がいます(8月1日現在)。高齢化が進む中での象徴であります。
行政では、65歳以上の方を高齢者と位置づけておりますが、現在の65歳以上の方を見ていると、若々しくエネルギーにあふれている方が多く、高齢者の定義年齢の引き上げが必要と思います。
年長の方は、長い年月で得た経験や知識、知恵をたくさん持っています。その経験を生かしていただきたいと思います。歴史、伝統の知識を持ち、多くの人間関係を築いてきた立場で、特に地域でのまとめ役として、若い人達にアドバイスをしていただけることを期待します。
高齢化社会は、経験豊富な方が増えるとの意味では、社会にとってプラスになると思います。一方では、「老いては子に従え」とのことわざもありますが、従うのではなく、「老いの一徹」にならぬよう若い人の意見に耳を傾けていただきたいと思います。
行政は、高齢化社会に合わせたインフラの整備や生活スタイルに対応しなければなりません。道路、住宅、公共施設、移動手段等、ユニバーサルデザインを取り入れ、きめ細かな対応が必要です。
私の人生は、「老いてますますさかん」を目指したい。
笠間市長 山口 伸樹
2009年9月2日市内の最高齢者を訪問
バックナンバー
「8月15日」(平成21年8月号)
「顔」(平成21年7月号)
「図書館貸し出し日本一」(平成21年6月号)
「国への感謝、注文」(平成21年5月号)
「出会い」(平成21年4月号)
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