化学物質過敏症をご存知ですか
化学物質過敏症とは
「快適で健康的な住宅に関する検討会議」報告書(平成11年1月)、厚生科学研究「化学物質過敏症に関する研究(主任研究者石川哲)」(平成8年度)によれば、化学物質過敏症について次のように示されています。
「最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す者があり、化学物質過敏症と呼ばれている。化学物質との因果関係や発生機序については未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待される。」
このように、化学物質過敏症については、その病態や発生機序について未解明な部分が多く、中毒やアレルギー、シックハウス症候群などとの区別もあいまいなものとなっています。
原因となる化学物質も人によって様々で、私たちの身の回りで使われている家庭用品や化粧品などに含まれるさまざまな種類の微量な化学物質症状に反応する人もおり、引き起こされる症状も目のかすみや頭痛・吐き気など多岐にわたります。
主な症状
嗅覚過敏や目・鼻・喉の刺激症状、皮膚の紅斑、かゆみ、疲労感、頭痛、めまい、吐き気等
<平成27年度環境中の微量な化学物質による健康影響に関する調査研究業務報告書(学校法人東海大学)による>
原因となるもの
・香料等を含む洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤などの日用品や化粧品
・殺虫剤や虫よけスプレー、農薬
・接着剤や塗料、住宅建材
・排気ガス暖房等の燃焼ガスなど
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〒309-1734 笠間市南友部1966番地1(地域医療センターかさま 行政棟)
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- 2024年10月31日
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