市長コラム「正月」(令和2年1月)
正月
私は現在61歳で、世代としては団塊世代の次にあたり、高度経済成長期の最初の世代です。私が子どもの頃の正月は、元日の朝に氏神様や家の神棚、井戸、玄関等におそなえを供し、朝食に母の手作りの雑煮やおせち料理を食べ、父は日本酒を飲む、といった日本の一般家庭の正月を過ごしていました。
朝食の後は近くの神社に初詣に行き、届いた年賀状に目を通し、返事を書く。このことも元日の習慣の一つです。
今も私の家は、日本酒を除いて当時と同じ元日の過ごし方をしています。
現在の正月というと、年賀状はメールに姿を変え、おせちは手作りではなく市販のものが人気となり、家族や親せきが集まっての一家だんらんも過去のこととなりつつあります。
変わらないのは、子ども達のお年玉をもらう楽しみ、喜びくらいでしょうか。
時代の変化とともに正月の姿が変化することは当然ではありますが、昔を知る一人としては寂しい思いもあります。
日本の社会には、一年の中で多くの伝統的な行事・風習・イベントがあります。時代が移り変わり、現代化していく中においても、日本ならではの良き伝統は大切に守っていきたいと思います。
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「国旗掲揚」令和元年11月号
「ホストタウン」令和元年10月号
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「台湾交流事務所 開設一周年」令和元年8月号
「稲荷湯」令和元年7月号
「ひまつり 宴の後」令和元年6月号
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- 2020年1月9日
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