市長コラム「稲荷湯」(令和元年7月)
稲荷湯
先般、全国市長会の関東支部総会に出席するため、埼玉県さいたま市に行く機会があり、旧浦和市の中心街にあるホテルに宿泊しました。
私は泊まりで出かけた時には、宿の周辺を散歩して、街並みやその地の持っている雰囲気を感じ、思い出の一つにする習慣があり、その日も夕食を済ませたあとホテルを出て歩き始めました。
20分ほど歩いていると、古い街並みの裏通りの一角に、最近あまり目にしない銭湯を見つけました。
そこには「稲荷湯」と書かれた暖簾が出ていました。銭湯好きの私は即座に暖簾をくぐり、入浴料を払ってタオルも購入し、湯に入って疲れを癒しました。
歴史のある建物で熱い湯に浸かり、最高の気分を味わい笑みがこぼれました。
暖簾を見たときから名前の「稲荷湯」という点が気になっていたため、帰りに番台のおかみさんに銭湯の歴史を聞いてみると、築70年の建物で、建築した大工さんは茨城の方だと伺いました。
「稲荷湯」と「茨城の大工」。この2つにこういう出会いもあるのかと笠間との縁を感じました。
散歩をしていると、色々なものを見たり聞いたり、発見がありますが、この銭湯は格別で、見つけたおかげでその日は最高の気分で一夜を過ごすことができました。
皆さんも出かけた時に散歩してみるのはいかかですか。思わぬ出会いや発見があるかも知れません。
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- 2019年4月4日
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