水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取り組みについて
笠間市では、安心・安全な水の供給や水の安定供給に向けて、東日本大震災を踏まえ浄水場及び配水池の耐震診断を実施しました。
浄水施設
施設の名称 | 竣工年 | 構造※1 | 判定結果 | ||
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石寺浄水場 |
S52 |
RC |
― |
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宍戸浄水場 |
S40 |
RC |
レベル1対応 |
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吉岡浄水場 |
S52 |
RC |
レベル1対応 |
3つの浄水施設により浄水供給しておりますが、これらの浄水施設は現在の耐震基準等に対応していない状況にあります。
浄水場の老朽化が進んでいることから計画的に施設の更新整備を進めます。
配水施設
施設の名称 | 竣工年 | 構造※1 | 判定結果※2 | 備考 | ||
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箱田配水池 |
S63 |
PC |
レベル1対応 |
緊急遮断弁設置 |
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高区配水池 |
H3 |
PC |
レベル1対応 |
緊急遮断弁設置 |
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低区配水池 |
H20 |
PC |
レベル2対応 |
緊急遮断弁設置 |
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愛宕配水池 |
S52 |
PC |
未対応 |
緊急遮断弁設置 |
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安居配水池 |
H18 |
PC |
レベル2対応 |
|
配水地からみなさまへ水道水を給水していますが、耐震診断を実施したところ、一部耐震性能については、現在の基準に対して不足していると推測される施設もあることから、整備手法を検討し耐震化を図る予定です。
また、平成24年度に愛宕配水池に緊急遮断弁を設置し、緊急時の水確保を図りました。
基幹道路〈H28年3月末現在〉 (m)
導水管路延長 | 送水管路延長 | 配水管路延長 |
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21,037 |
1,570 |
829,412 |
管路の耐震化率は3.5%です。今後老朽管更新にあたっては、耐震性の高い管を積極的に使用するなど、耐震化をいっそう進めてまいります。
※1.RCは鉄筋で補強した、コンクリートと鉄筋の複合材です。PCは鉄筋コンクリートよりも後発で鋼材などを中に入れた、いっそう進化した複合材です。
※2.地震動レベル1 使用期間中に一度は発生する確率の高い地震動
地震動レベル2 発生確率は低いが、その施設で想定される最高レベルの地震動
未対応 耐震基準(地震動レベル1)に対して、不足していると推測されます。
問い合わせ先
- 2012年10月31日
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