市長コラム「国の借金」(令和4年10月)
国の借金
毎年国から地方交付税、国庫支出金、交付金など約130億円が市に交付されます。ここ数年はコロナ禍により増額されています。使い方は「自由に」「ある程度自由に」「使い道が決まっている」など条件があります。
市は、こうした国庫支出金などを活用して、コロナ対策やハード・ソフト事業など住民サービスのために事業を行っています。
国は、国債(借金)を発行して財源を確保します。この国の借金は令和4年度末には1,026兆円に上ると言われています。今後少子化の加速や社会保障費の増大に伴い、どのような方法で返済していくのか不安もあります。
日本は国の対外債務が少なく、個人資産が多いから大丈夫との声がありますが、一方で借金の拡大、現役世代(生産年齢人口)や可処分所得の減少等、若い世代の不安の一つになっています。
今後の財政の方向性を国は示していくべきであります。
市も引き続き健全な財政運営に努めます。
〇市の状況(令和3年度末時点)
基金(財政調整基金等) 約182億円
借金(すべての会計の市債残高) 約537億円
問い合わせ先
- 2022年10月6日
- 印刷する