市長コラム「税の使い方について」(平成21年2月)
「税の使い方について」
2月16日から3月16日にかけて確定申告が行われます。税についてより身近に考える季節であります。
税を納付することは、憲法に定められた国民の義務であります。行政は税を徴収し、有効に効率的に行政サービスを提供し、住民の福祉向上に努めなければなりません。
行政に与えられている税の使い方、すなわち、政策の計画から実施にあたり、住民が何を求めているのかをしっかりと把握し、税金の使途を明確にしなければなりません。そのためには議会や住民の声に常に耳を傾け、状況をしっかりと把握することが必要です。
国の第2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金ですが、国民が求めていたのは現金の給付だったのでしょうか? 首長の立場としては、今回の2兆円は市が自由に使える交付金として対応をしてほしかったところですが、定額給付金としての実施となりました。この給付金の交付にあたっては適正かつスピーディに行っていかなければならないと思っております。行政の政策は、ややもすると住民の求めとのミスマッチを起こし、行政側の自己満足に陥ってしまうことがあります。しかし、行政として住民をリードする政策も必要です。
新年度に向けた予算の編成時期でもありますが、改めて税の使い道をしっかりと考え、住民の求めに対応できる予算編成を行っていきたいです。来年度は本年の少子化対策を継続強化し、また新たな重点項目として農業施策に取り組みます。
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