「ナラ枯れ」被害木の情報提供にご協力をお願いいたします!
ナラの木は、家具材、内装材、建材及びワイン樽など、幅広い用途で利用されています。そのようなナラの木を中心に、近年、病害虫による被害が出ています。
令和2年8月に本県で初めて、森林病害虫のカシノナガキクイムシ(略称:カシナガ)によるコナラの枯死(通称:ナラ枯れ)が確認されました。被害拡大防止のため、情報提供にご協力をお願いいたします。
ナラ枯れとは
ナラ枯れとは、ナラ類やシイ・カシ類などの樹幹にカシナガが潜入し、菌が増殖することで引き起こされる森林伝染病です。
多数のカシナガに加害された樹木は、ナラ菌の作用により、幹内の通水機能を失い、紅葉前の7~8月頃に急速に葉の色が「赤褐色」に変色し、立ったまま枯死します。
被害木を放置したり、切り倒したままにしたりしておくと、カシナガが増殖し、分散して、被害が拡大します。
カシノナガキクイムシの成虫 |
ナラ枯れの詳しい情報については、以下の茨城県ホームページをご参照ください。
「『ナラ枯れ』被害木の情報提供にご協力をお願いいたします。」
https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/ringyo/shinrin/ringyo_naragare.html
ナラ枯れ被害木の特徴
ナラ枯れの被害木には以下の特徴があります。
- 根元にフラス(粉状の小さい木くず)が多量に吹き出す
- 幹に直径約1~2mmの穴がたくさん空く
- 葉が赤褐色に変色し、落葉はしない
根元に吹き出たフラス | 直径1~2mmの穴 | 赤褐色に変色した葉 |
常緑樹なのに立ったまま枯れている、又はナラやカシ類の根元に粉状の木くずが多量に吹き出ているのを見つけた場合は、
ご連絡をお願いします。
問い合わせ先
- 2022年12月2日
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