市長コラム「旧井筒屋の再生」（平成29年8月）
「旧井筒屋の再生」
市では、明治27年に建築されたといわれる、築約120年の長い歴史を持つ旧井筒屋の改修工事等を進めています。
東日本大震災後、井筒屋旅館は廃業しました。しかし、木造3階建ての建築物は貴重であり、門前通りのシンボルでも
あったことから、市で購入し利活用に向けての検討を行いました。
趣のある外観は当時のままに残し、1階には観光インフォメーション、2階は笠間の歴史、偉人を紹介する場とし、3階は交流スペースとして工事を進めているところです。改修後は、観光客の方はもちろん、地域の方も集まることのできる施設を目指します。
7月には耐震化に伴う新たな工事、また、前面道路側に広場を確保するために、後方へ14メートルの曳家工事を行いました。今後は建物の裏側敷地から、笠間日動美術館、旧大石邸跡へ続く散策路の整備を行う予定です。
しかし、課題である宿泊施設の誘致に関しては、これまで進めてきましたが、未だ実現していません。引き続き努力を続けていきます。
来年3月には本館改修工事も終わり、新たな施設として運営します。ぜひ市民の皆さん、足を運んでください。
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- 2017年6月8日
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