市長コラム「納税」(平成22年10月)
「納税」
平成21年度の笠間市の税の徴収率は県内37位です。最高は東海村の96.9%です。笠間市の87.8%は県内平均の90.1%を下回る結果です。
笠間市では市民税、固定資産税などの市税、水道料金などの各種料金合せて、約30億円の滞納が発生しています。滞納金が多くなると財源の確保ができず、行政サービスに大きな影響がでてきます。
行政には税などの徴収義務があります。徴収強化の為に現在、収納特別対策本部を設置して徴収対策に取り組んでいますが、結果として、今回の県内順位は、本市の徴収への取り組みが足りなかったということであり、反省しなければなりません。
一方で社会情勢をみると景気や雇用の悪化、納税意識の低下などが主な要因となり、税の滞納や各種料金の未納が全国的に大きな問題となっています。ですが、納税環境の悪化にもかかわらず、自治体によっては徴収率を高めている自治体もあります。本市としても、義務としての納税をしっかりと果たしていただく取組みを行っていかなければなりません。
徴収に当たっては、諸事情を考慮しながら遂行してまいりますが、税負担の公平・公正を保つため、差し押さえ等の滞納処分についても、厳しく対応して参りますので、ご理解をお願いします。
税金の徴収義務と合わせ、税金の使途を決定し実行する立場である行政は、しっかりと無駄なく、税金に感謝を込めまちづくりのために使用して参ります。
バックナンバー
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- 2011年9月12日
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