笠間市と台湾
笠間市では、2018年8月から「笠間台湾交流事務所」を台湾・台北市に開設し、インバウンドの推進をはじめ、栗や笠間焼などの販路拡大、教育や食、スポーツを通じた交流など、さまざまな取り組みを進めています。
台湾の概要
台湾(現地では台灣と表記する)は、西洋ではフォルモサ(ポルトガル語:Formosa)とも呼ばれ、南西諸島とフィリピン諸島の間、太平洋の北西に位置し、西は台湾海峡を隔てて中国大陸と向かい合っています。面積は約3万6千平方キロメートル(九州よりやや小さい)で、島の南北に山脈が貫き、最も高い玉山(ぎょくざん)の標高は、3952メートルと富士山(標高:3776メートル)を超える高さです。
気候は1年を通して温暖で、北が亜熱帯気候、南は熱帯気候に属しており、北部と南部で気候が異なります。
東京から台北まで直行便で約4時間、時差が-1時間であることから短期間でも行きやすく、豊かな自然、多様な文化、夜市の屋台グルメなどを気軽に楽しめる海外旅行先として人気を集めています。
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笠間市の主な取り組み
観光
台湾に向けて観光PRをすることで、インバウンドの誘客を図っています。
また、台北市の「菊まつり」や「つつじまつり」などのイベントと連携することで、相互交流を行っています。
食
笠間市内小・中・義務教育学校の給食で台湾フルーツ(バナナ、パイナップル、マンゴー、ブンタンなど)を定期的に提供するなど、食を通じた交流を行っています。
教育
笠間市の小・中・義務教育学校と、台湾の小中学生が交流するなど、グローバルな人材育成に取り組んでいます。
オンライン交流のほか、2023年には笠間台湾交流事務所開設5周年を記念した取り組みとして、笠間市の「中学生親善大使」が台湾を訪れました。
また、教育旅行として市内の民泊では、台湾から多くの学生を受け入れています。
スポーツ
東京オリンピックのホストタウンを契機として台湾ゴルフ協会などのスポーツ関係機関・団体と交流を進めています。
ゴルフを中心とした観光ツアー誘致のほか、スナッグゴルフによる小学生同士の相互交流を実施しています。
地場産品の販路開拓
笠間の栗は、ブランディングと戦略的なプロモーションにより、高級スイーツなどに使用する栗ペーストの輸出を進めています。
笠間焼は、台湾の焼物のまち「新北市鶯歌区」との連携を進め、現地で開催されたイベントで笠間焼を販売したほか、笠間の陶炎祭に台湾の陶芸家や窯元を招くなど、焼物組合同士の積極的な交流を行っています。
笠間市が締結している台湾との交流連携協定(MOU)
「食を通じた文化交流と発展的な連携強化に関する覚書」
連携先:台湾農糧部農糧署
内 容:台湾バナナをはじめ、さまざまな台湾産のフルーツを市内の学校給食に提供し、食を通じた交流を行うもの
締結日:令和元年7月24日
「東京2020オリンピック競技大会 台湾ゴルフチーム事前キャンプ基本合意」
連携先:台湾ゴルフ協会、宍戸国際ゴルフ倶楽部
内 容:東京2020オリンピック競技大会における台湾ゴルフチームが笠間市において事前キャンプを実施すること及び、スポーツ・文化及び観光の交流促進、友好関係の発展に関する事項について三者合意
締結日:令和元年7月24日
「笠間市と台北市による人事交流に関する協定書」
連携先:台北市
内 容:台北市からの研修生を笠間市で受け入れ、日本の観光や産業・文化などについて実務を通じて学ぶことなどを合意したもの
締結日:令和2年1月3日
「笠間市と銘傳大学との連携・協力に関わる協定」
連携先:銘傳大学
内 容:交流をとおして相互の親善と国際的に活躍できる人材の育成を図ることを目的として、学校教育や社会教育における交流促進、文化交流と成長に資する連携に関する事項について合意
締結日:令和5年11月23日
「台北城市科技大学と笠間市の官学協定」
連携先:台北城市科技大学
内 容:交流をとおして相互の親善と国際的に活躍できる人材の育成を図ることを目的として、インターンシップを含む学生研修の推進や、人材育成、発展に資する交流連携に関する事項について合意
締結日:令和5年11月24日
「笠間市と台北市との間の交流促進のための連携協定」
連携先:台北市
内 容:観光誘客、産業分野、教育文化、スポーツ等における交流促進をとおして相互の発展を図る事項について合意
締結日:令和5年11月24日
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- 2024年9月6日
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