公共下水道工事について
工事の概要と工事期間中のお願い
開削工法の場合
開削工法は、下水管が埋設される深さ(およそ1.5m~4.5m)まで地面を掘り下げ、土留め等により掘削箇所を押さえながら、下水管やマンホール、公共汚水ます等を設置する工法です。1日約8~16m程度の間隔で掘削から埋め戻しまでを繰り返し、毎日移動していきます。
▼開削工法のイメージ
▼開削工法の状況写真
推進工法の場合
推進工法は、施工区間内のところどころに「立抗(たてこう)」を掘り、発進側の立抗から到達側の立抗に向かって地面の中に下水管を埋設していく工法です。下水管の埋設位置が深い場合(おおむね4.5m以上)や、水路・鉄道など開削できない場所に下水管を埋設する場合などにおいて採用されます。公共汚水ますの取付管を推進工法で施工することもあります。
▼推進工法のイメージ
▼推進工法の状況写真
作業時間
作業時間は、通常、昼間の午前8:30~午後5:00となります。夜間は、原則として掘削箇所を埋め戻し、通行ができる状態にして開放することになっておりますが、緊急の事情等により埋め戻しが間に合わない場合は、掘削箇所の上に鉄板をかけて開放することもあります。
なお、交通量が多く昼間の施工が不可能な場合は、夜間工事を行うこともあります。近隣住民の方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
工事中の通行について
施工区間におきましては、作業時間中は全面又は片側通行止めになりますが、家の出入り口を考慮しながら施工いたします。通常、行き止まり道路でなければ、家から見て左右どちら側からは通行できますが、家の正面を施工するときだけ、出入りができなくなります。数日前に施工業者からご連絡がありますので、作業時間中に出入りがある場合は、施工業者の用意した臨時駐車場に車の移動をお願いします。
▼前日まで
![]() まだ工事をしていない 方向から出入りできます。 |
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▼当日
![]() このときだけ臨時駐車場 に車を止めてください。 |
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▼翌日から
![]() 工事が終わった方向 から出入りできます。 |
家屋調査について
工事の施工により家屋や工作物(塀・車庫など)に影響が生じると思われる箇所については、事前調査を実施することがあります。これは、工事によって影響が発生した場合に、その影響の程度を正確に算出するため、着工前に既に生じていた壁のヒビや傾斜などを写真等で記録しておくものです。施工業者又はその下請けの調査会社がお伺いし、調査の日程などについて協議していただくことになるかと存じますので、よろしくお願いいたします。
公共汚水ますの設置について
下水管の設計段階で既に「公共汚水ます設置申請書」をいただいている場合もありますが、実際の工事の前に、施工業者が再度設置位置の確認をいたします。また、公共汚水ますの深さを計算するため、土地の広さや高さなどを測量させていただきますので、ご協力のほどお願い申し上げます。公共汚水ますの詳細については、こちらのページをご覧ください。
問い合わせ先
- 2011年9月9日
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