障がい者スポーツについて
笠間市では、東京2020パラリンピックによって障がい者スポーツの認識や理解を深める契機となったことから、障がい者アスリートとの交流機会の提供など、障がい者スポーツに関する取組を進め、健常者・障がい者の垣根を超えたパラスポーツの啓発を推進しています。
障がい者アスリートとの交流
学校や保健福祉部と連携し、日本または世界を代表する障がい者アスリートを招聘し、講演会や実技講習会など交流機会を提供することにより、障がい者スポーツへの関心を高め、理解促進を図ります。
人権教育講演会(笠間公民館大ホール)
スポーツイベント各種
◆車いすソフトボール大会
市は、茨城アストロプラネッツ車いすソフトボールチームの活動を支援しており、県内初の車いすソフトボール大会「第1回かさまマロンカップ 2022 フロンティアリーグ茨城大会」の開催を皮切りに、令和6年度は「第3回かさまマロンカップ2024」を開催します。
第1回かさまマロンカップ 2022 フロンティアリーグ茨城大会(大池公園)
◆ふれあいスポーツの集い
保健福祉部では、障がいをお持ちの方々・子どもたちが集い、スポーツを通じてお互いの理解を深め合う「ふれあいスポーツの集い」を開催しています。
第15回 笠間市ふれあいスポーツの集い(笠間市民体育館)
◆茨城県障害者スポーツ大会
茨城県、茨城県障害者スポーツ・文化協会が主催し、県内の障がい者のスポーツを通した自立と社会参加を推進するとともに、県民の障害者に対する理解と認識を深めることを目的とし、開催されています。
◆各種体験会
市内各種イベントでは、車いすソフトボールやボルダリングの体験会も実施して来ました。今後も各団体と連携を図りながら、体験会等を開催していきます。
そもそも障がい者スポーツとは?
障がい者がスポーツを行う際には、障がいの特性に応じた配慮や工夫が必要なため、競技や大会によっては、障がいの種類や程度に応じ、クラス分けやルール・用具などを変更して行われます。 オリンピック終了後に行われるパラリンピックの他にも、聴覚障がい者を対象としたデフリンピックや、知的障がい者を対象としたスペシャルオリンピックスなど、様々な大会があります。
障がい者スポーツには、さまざまな種類があります。主な種目を紹介します。
パラリンピック※1
※1.世界最高峰の障がい者スポーツ大会で、トップアスリートが高いパフォーマンスを競う世界的なイベントです。オリンピックと同じく、夏季・冬季大会がそれぞれ4年に一度、オリンピックの終了後に同じ場所で開催されます。
- 車いすソフトボール:競技用車いすに乗り1チーム10名で行うベースボール型の団体競技です。
- 陸上競技: 車いすレースや義足を使用した走り幅跳びなど、多様な種目があります。
- 水泳: 視覚障がいや肢体不自由の選手が参加し、個々の能力に応じた競技が行われます。
- 車いすバスケットボール: 車いすを使用して行うバスケットボールで、チームプレイの楽しさを体験できます。
- 車いすラグビー: 車いすを使用して行うラグビーで、激しい競技が魅力です。
- ボッチャ: 重度の肢体不自由者が参加するボール投げ競技で、戦略性が求められます。
- ゴールボール: 視覚障がい者が参加するボールゲームで、聴覚と触覚を駆使してプレイします。
デフリンピック※2
※2.ろう者のオリンピックとして、障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。
- 陸上競技: 聴覚障がい者が参加する陸上競技で、さまざまな種目があります。
- 水泳: 聴覚障がい者が参加する水泳競技で、個々の能力に応じた競技が行われます。
- バスケットボール: 聴覚障がい者が参加するバスケットボールで、チームプレイの楽しさを体験できます。
スペシャルオリンピックス※3
※3.知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。
- 陸上競技: 知的障がい者が参加する陸上競技で、さまざまな種目があります。
- 水泳: 知的障がい者が参加する水泳競技で、個々の能力に応じた競技が行われます。
- サッカー: 知的障がい者が参加するサッカーで、チームプレイの楽しさを体験できます。
その他の障がい者スポーツ
- 車いすテニス: 車いすを使用して行うテニスで、技術と戦略が求められます。
- 車いすフェンシング: 車いすを使用して行うフェンシングで、スピードと反射神経が試されます。
- シッティングバレーボール: 座った状態で行うバレーボールで、全身を使ったプレイが楽しめます。
- アダプティブスキー: 障がい者が参加するスキー競技で、雪山での爽快感を味わえます。
- パラサイクリング: 障がい者が参加する自転車競技で、風を切る爽快感が魅力です。
これらのスポーツは、障がいを持つ人々が自己表現や健康増進、精神的な健康を促進し、自己成長や社会参加を支援する重要な役割を果たしています。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは生涯学習課 スポーツ振興室です。
〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号
電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-71-3220
- 2024年6月27日
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