ポリファーマシーについて
ポリファーマシーとは
ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」と調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉で、「多くの薬」を表しますが、単に服薬する薬の数が多いことではなく、多剤服用などから引き起こされる有害事象のことを言います。
多くの病気による複数の医療機関受診等により、処方薬全体の把握が困難になるため、処方薬の種類が増えたり、同じ成分の処方が多くなり、飲み合わせや長期服用していることで生じます。
特に高齢になると、加齢による身体的・精神的機能の変化に伴い、複数の慢性疾患にかかり飲む薬が多くなってきます。多くの薬を服用していることにより、飲み間違い・飲み忘れ等により、正しく薬を服用できなくなることなどが「ポリファーマシー」を生じさせる大きな原因となっています。
ポリファーマシーを防ぐために
〇 お薬手帳は1冊にまとめ、飲んでいる薬の全体が把握できるようにしておきましょう。
〇 かかりつけ医・かかりつけ薬局をもち、飲んでいる薬の情報を共有してもらいましょう。
〇 薬は医師の指示どおりに飲みましょう。お薬カレンダーやお薬ケースなどを活用して服薬管理するのも効果的です。
〇 薬が追加されたり、変わったりときは、体調に変化がないか注意しましょう。
〇 気になる症状があるときは、かかりつけ医・かかりつけ薬局の薬剤師に相談しましょう。
〇 相談するときは、お薬手帳とともに、使用している薬や薬以外の健康食品、サプリメントの情報もすべて伝えましょう。
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- 2024年3月4日
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