市長コラム「協力隊岡本さんを偲ぶ」(令和5年4月)
令和元年に地域おこし協力隊として笠間市での活動をスタートした、大阪府出身の岡本浩二さんが、先般、58歳の若さで逝去されました。極めて残念なことであり、心よりご冥福をお祈りいたします。
岡本さんは3年間、笠間市地域おこし協力隊として、笠間クラインガルテンの農産物販売所の運営強化などに取り組んでいました。
また任期終盤には、前職である流通業の省力化機器(レジ)などを取り扱う会社での経験を生かし、道の駅かさまの立ち上げでも力を発揮していただきました。特に道の駅のスタート時には、レジの取り扱いや管理方法について指導していただき、大変助けられました。
協力隊の任期終了後は、クラインガルテンで活動の一つとして行っていた「たこ焼き」の販売を、道の駅かさまの敷地内に専用の店舗もかまえ、土日祝日を中心に行っていました。始めは慣れない中でのスタートでしたが、本人の努力もあり、日を重ねるごとに腕を上げ、焼き方も上手くなっていきました。
大きな体で小さなたこ焼きを焼く姿は、ユニークでした。固定客も増え、これからという時に帰らぬ人となりました。道の駅や笠間市にとって貴重な人材を失ったことは本当に残念であり、お客さんにも悲しい思いをさせてしまいました。
おいしいたこ焼きを食べさせていただきありがとうございました。
私も岡本さんのたこ焼きのファンの一人でした。岡本さんの意志を継ぎ、次につなげてまいりたいと思います。
岡本さん、天国から応援してください。
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- 2023年4月6日
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