9月24日~30日は「結核・呼吸器感染症予防週間」です
厚生労働省では、毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」として結核予防に関する普及啓発などを行ってきましたが、令和6年度からは、同期間を「結核・呼吸器感染症予防週間」として実施することとなりました。
参考
結核とは
結核菌によって主に肺に炎症が起きる病気で、今でも1日に28人の新しい患者が発生し、5人が命を落としている日本の重大な感染症です。結核菌を排菌している方が、咳やくしゃみをすると結核菌の混じったしぶきが空気中に飛び散り、それを周りの人が吸い込むことによって感染します。
結核の初期症状
咳、たん、微熱、からだのだるさなどの風邪に似た症状があります。
※2週間以上、これらの症状が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
※高齢者の場合、食欲がない・体重が減った・なんとなく元気がないなど、はっきりとした症状がない場合があります。
予防について
適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事、定期的な健診で早期発見等の健康的な生活が免疫力を高め、結核の予防つながります。また、早く見つけることが重症化を防ぎ、周囲への感染を予防します。
BCG予防接種(1歳未満)は忘れずに受けましょう。
抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命を危うくすることがあります。
子どもの予防接種についてはこちら
定期的に胸部レントゲン検査を受けましょう。
特に高齢者は症状が出なくても毎年受けましょう(年に1回結核検診を受けることが法律で義務付けられています)。また、異常を指摘された場合には、必ず医療機関を受診しましょう。
市の定期健診についてはこちら
結核の治療について
結核は、定期健診等で早期に発見されれば、人にうつす可能性は低く、通院で治療できます。現在はさまざまな結核の治療薬が開発されており、3~4種類の薬を6~9か月きちんと飲めば治ります。
結核に関する相談・お問い合わせ
中央保健所保健指導課 【電話番号】029-241-0571
呼吸器感染症について
新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザ、RSウイルス感染症、細菌性肺炎などがあります。感染した人が咳やくしゃみをすることで飛んだ病原体を含む飛沫を吸い込むことで感染します。
呼吸器感染症の予防
呼吸器感染症対策の基本は、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめに手を洗いましょう。また、感染を拡げないために、咳やくしゃみをするときにはマスク、ティッシュ、ハンカチ、袖などで鼻と口を覆いましょう。また、新型コロナウイルス感染症、季節性インフルエンザ、肺炎球菌感染症のワクチンについては、症状が重くなりやすい高齢の方や一定の基礎疾患(持病)のある方を対象に定期接種を実施しています。
定期接種の詳細(大人の予防接種についてはこちら)
問い合わせ先
- 2024年9月17日
- 印刷する