置き配バッグ利用による再配達削減効果はいかに・・・。
置き配バッグ配付による再配達削減支援事業のモニター調査結果をまとめました。
ぜひその効果を一度ご覧ください。
- 笠間市は2050年を目標に温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、その実現に向けて宅配物の再配達削減を目的とした置き配バッグの配付によるモニター事業を実施しました。
- この事業は、地域の物流業者に対する温室効果ガス削減の取り組みの一環であり、500世帯に対して置き配バッグを配布しました。応募数は636件に達し、市民の関心の高さが伺えました。
- 事後アンケートでは、参加者の78.6%から有効な回答が得られ、置き配バッグ配付前後の再配達削減率は68.24%という結果が得られました。これにより、物流業者のエネルギーコストの負担軽減と温室効果ガス削減への効果が確認され、1か月間での二酸化炭素の排出削減量は約305kgに達しました。この量は約35本の杉が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当します。
- 置き配バッグは、吊り下げ式の簡易宅配ボックスであり、集合住宅などの共有スペースでも利用可能です。バッグのデザインは「ゼロ・カーボンKASAMA」をテーマにしており、
市民に親しみやすさを提供しています。
- アンケート結果によると、約7割の参加者が置き配バッグを利用し、再配達が発生しなかった世帯も多く見られました。再配達削減の結果、参加者からは「再配達を減らすことができた」「受取のストレスがなくなった」といった評価が寄せられ、配送員への配慮も高まったことが示されました。一方で、設置に関する課題やバッグの認知度不足が指摘され、全ての宅配業者がバッグの利用方法を理解しているわけではないとの意見もありました。
- この事業を通じて、住民の温室効果ガス削減や再配達削減に対する意識の向上が確認され、今後の取り組みへの期待が高まっています。笠間市は、さらなる物流効率の向上と環境負荷の低減に向けた施策を推進し、地域全体での持続可能な社会の実現を目指しています。
モニター調査結果の詳細は・・・令和6年度笠間市再配達削減⽀援事業報告書・・・をご覧ください。
置き配バッグを利用していますか?
市が実施している再配達削減支援事業のモニター当選者に対し、置き配バッグをお届けして1か月が経ちました。
モニターの皆様、置き配バッグを利用していますか?
置き配バッグを利用した方の声を紹介しますので、積極的に利用して再配達を減らしましょう。
〇利用者の声
・今回の市の事業をきっかけに初めて置き配をしました。すごく便利なことを知りました。
・配達員の方が置き配バッグをみて「これがあると助かる!」と言っていました。
・ヤマト運輸の置き配の場合、置き配の写真がメールに送られてくるサービスがあるので安心できます。
・これまで再配達になることが多々ありましたが、置き配バッグを使うようになってから再配達が減りました。
・置き配バッグを利用し再配達を減らすことにより、配達員さんの負担も減らすことができたと思っています。
・これまでも置き配を利用していましたが、玄関前に箱のまま置いて行ってもらっていました。盗難防止機能の付いたバッグを
利用することにより、安心して置き配を頼めるようになりました。
〇利用状況
コンパクトに折りたためます。 荷物が届けられた状態です。
玄関に吊り下げて配達を待ちます。 二重の盗難防止機能で安心です。
再配達削減支援事業のモニター当選者に対する置き配バッグの発送について
再配達削減支援事業につきましては、モニター募集数500世帯に対しまして、636世帯の応募がありました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
申し込み者数が募集数を上回ったため、モニター参加者の決定につきましては、事前告知のとおり抽選による決定を行いました。
当選者の方には、委託先のYper株式会社から、笠間市オリジナルワンポイントデザイン置き配バッグ「OKIPPA」を本日(令和6年11月29日)から順次発送します。
なお、アンケート調査につきましては、申し込み時に記載いただいたメールアドレス宛て、後日送付しますのでご回答をお願いします。
また、当選者の発表は置き配バッグの発送をもって代えさせていただいております。当選結果についての個別のお問い合わせは受け付けておりませんので、ご了承ください。
商品が届きましたら早速ご利用いただき、再配達の削減へのご協力をお願いします。
事業概要
笠間市では、市内からのCO2排出量を2050年までに実質ゼロにする取り組みを行うために「ゼロカーボンシティ宣言」を行っており、物流業者に対する温室効果ガス排出量削減の取り組みとして、置き配バッグを配付することにより、郵便物の再配達削減の支援を行い、物流業者におけるエネルギー費用負担の軽減と温室効果ガスの排出量削減効果を測定することを目的とし「再配達削減支援事業」を実施します。
事業に参加いただける方に対しましては、「ゼロカーボンkasama」のワンポイントデザインの置き配バッグ「OKIPPA」を無料で配付します。
応募条件
本事業への参加対象は、以下のすべての要件を満たす共働き世帯とします。
(1)夫婦それぞれが本市に住民登録があること
(2)夫婦それぞれが自宅以外の場所で仕事をしていること
(3)自宅以外の場所での仕事が、週当たり概ね4日以上であり、かつ、1日当たり概ね4時間以上であること
(4)オートロック環境の住居に住んでいないこと
(5)複数回実施する使用状況に関するアンケートに回答すること
(6)置き配バッグを転売・譲渡しないこと
募集期間
令和6年8月1日(木曜日)~9月30日(月曜日)まで
募集世帯数(※本事業への申込み受付は9月30日をもって締切りました。)
500世帯(応募者多数の場合は抽選にて参加者の決定を行います)
モニター事業参加者の決定は、置き配バッグの発送をもってかえさせていただきます。
なお、置き配バッグの発送は11月下旬頃を予定しております。
置き配達バッグ「OKIPPA」について (出典:Yper株式会社)
置き配バッグ「OKIPPA」は、固定スペース不要の吊り下げ式宅配ボックスです。面倒な設置工事やセッティングは不要で、玄関のドアや玄関口の格子などに吊り下げるだけで設置が完了し、非対面で荷物を受け取ることができます。撥水加工されているので突然の雨でも荷物を守ります。
再配達の負担を減らすとともに、CO2排出量削減できる便利で自然に優しいサービスです。
「OKIPPA」対応サイズ
Amazonパントリー 縦28センチメートル×横56センチメートル×高さ32センチメートル
クロネコボックス 縦29センチメートル×横46センチメートル×高さ32センチメートル
ゆうパック・箱(特大) 縦34.5センチメートル×横44.5センチメートル×高さ34センチメートル
置き配バッグ(OKIPPA)公式ホームページ(外部サイト)
事業協力
この事業は、日本郵便株式会社、ヤマト運輸株式会社の協力により実施しています。
関連ファイルダウンロード
- 令和6年度笠間市再配達削減⽀援事業報告書PDF形式/1.28MB

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問い合わせ先
- 2025年4月25日
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