交通安全計画に基づく取り組みについて
笠間市は,令和3年度に「第11次笠間市交通安全計画」を策定し,交通事故のない社会を目指して交通安全啓発事業を進めています。
【第11次笠間市交通安全計画の基本理念】
◆人命尊重の理念に基づく交通安全意識の普及
◆人優先を基本とした安全な道路交通社会の実現
1.人に係る安全対策・・・・・・小中学生の自転車利用の技能と知識習得
高齢者までの段階にあわせた交通安全教育
2.交通機関に係る安全対策・・・事業所の安全運転管理
3.交通環境に係る安全対策・・・人優先の交通環境の整備
交通事故の無い社会を実現するためには,一人ひとりが交通ルールを守ることが大切であり,さらに車両の運行を伴う企業の交通安全に対する取り組みや,市による道路交通環境の整備による歩行者等の安全通行の確保も重要となっております。
また,車両の運行を行う企業においては,交通事故防止対策として,保有する車両数に応じて「安全運転管理者」を選任し,届出をすることが道路交通法で義務付けられております。
【安全運転管理者の業務】
1.運転者の適性,技能及び知識等の把握
2.最高速度違反行為・過積載・過労運転等の防止
3.疲労が想定される場合の交替運転者の配置
4.異常気象,天災等があった場合の運転者の安全の確保
5.運転者に対して自動車の点検の実施,飲酒運転,過労運転等の確認
6.運転記録の徹底
7.運転者に対する技能,知識等の指導
危機管理課では市内の企業を訪問し,交通安全に関する取組みについて情報交換・情報共有を行っており,訪問した企業の取組み内容についても公表しております。
交通安全は一人ひとりの心がけと企業の協力が欠かせません。笠間市一丸となって交通ルールを守り,交通事故のない社会を共に目指しましょう。
企業における交通安全活動一覧
新:令和4年12月追加企業(4企業) | |
企業名 | 取組み内容 |
(株)笠間ソフトメン 橋本屋 |
・交通安全に関する冊子の回覧 ・配送ルートにおける危険個所の共有 |
(有)ナガタフーズ | ・法令順守 特に車で移動中のスマートフォンの使用・通話を控え、交通の妨げにならない駐車・停車できる場所にて行う。 |
(有)藤岡とうふ店 | ・安全運転管理者講習後、従業員に講習内容を伝える ・年末年始など事故が多くなる時期には、全従業員に対して安全運転を通知 ・横断歩道における歩行者優先の徹底 |
キャニヨン(株) | ・安全衛生委員会において春秋の交通安全週間の情報の紹介 ・構内配達便運送トラックに対し、ルール違反があれば事業主へ改善の依頼 ・構内スピード表示、Uターン禁止、一旦停止等、危険な場所・行為については看板を立て注意を促す |
企業名 | 取組み内容 |
フジフーズ株式会社水戸工場 | ・交通事故防止のDVDを従業員が待機することの多い食堂前で放映し、安全意識の向上を図っている。 ・他工場の通勤事故を従業員に共有し、同種の災害が起きないよう教育を実施している。 ・自転車通勤者へ夜間のライト点灯の呼びかけを掲示物等により実施。 ・雪などの悪天候時、従業員への注意喚起の声掛けを実施している。 |
株式会社三栄製作所 | ・朝礼時に季節ごとの注意事項を説明。 ・ドライバーには危機予測(かもしれない運転)の徹底。 ・社員の冬季通勤時のスタッドレスタイヤの着用推進。 ・飲酒運転撲滅のための注意喚起の実施。 |
キヤノンモールド株式会社 | ・仕事始めの翌日朝に、全部長が笠間稲荷に参拝し、安全を祈願している。 ・1月に「安全決起大会」を開催。各職場の代表が全課員の前で安全宣言をする。 ・春の交通安全週間に合わせ、警察職員を招待して講話を実施している。 ・飲酒運転に関しては、グループ挙げて撲滅を目指しており、全社員がE-ラーニングにより飲酒運転根絶プログラムを受講している。 ・毎月、月初に全社員が集まる場で交通事故発生件数や、万が一、事故が発生した場合には事故の状況等をケーススタディとして情報共有し、注意喚起している。 ・運転については多段階停止など、慎重な運転を心がけるようKYT(危険予知トレーニング)を毎朝実施している。 ・秋の交通安全週間にあわせ、社内で交通安全標語を募集し、最優秀作品をポスターにして掲示している。 ・年に一度、JAFによる事故ダミーを使った講習を受講している。 ・その他、単発的にタイヤの溝の深さチェック、朝の立哨等を実施している。 |
日新シャーリング株式会社 | ・飲酒運転の禁止を徹底しており、代行の利用・ハンドルキーパーを徹底している。 ・自家用車で通勤する社員に対しては、降雪時の注意喚起を行っている。 ・朝礼時の安全運転、運搬業者のドライバーに対しても安全運転の呼びかけを行っている。 ・歩行者目線の運転を心がけ、視野の狭い子供に対しては特に注意を払い運転するよう社員に呼び掛けている。 |
イチカワ株式会社 | ・社員の冬季通勤時のスタッドレスタイヤ装着、またはタイヤチェーンを車載することを義務化している。 ・飲酒運転撲滅のための注意喚起の実施。 ・警察職員を招待して講習会の実施、または交通安全教育のビデオを借り、社員に対し講習を行っている。 |
キヤノン化成株式会社 | ・安全衛生委員会を月に1度実施。飲酒運転根絶、ながら運転の禁止、一時停止の励行など毎月のテーマを決めて、交通安全対策について協議し、社員へ周知している。 ・飲酒運転に関しては特に厳しく、家族の迎えがないと飲酒は認めない。 ・一時停止箇所ではさらに右左折時のさらに一度の停止「二段停止」を徹底している。 ・パソコンを利用した飲酒運転根絶に関する通信学習やDVDの視聴等を社員に推奨している。 |
大化工業株式会社 | ・毎年7月に「交通事故防止強化月間」実施 (1)交通法規を遵守し、安全運転に努めること。 (2)通常より時間に余裕をもって出勤を心掛けること。 (3)学校等が夏休みに入る為、子供の飛び出し等に気を付けること。 等 を朝礼で呼びかけている。 |
ベスパック株式会社 | ・朝礼時や社内掲示物等で注意喚起を行い安全運転を励行。 ・就業規則で飲酒運転の禁止を定めており、代行の利用・ハンドルキーパーを徹底している。 ・自家用車で通勤する職員に対しては、冬季の通勤手当にスタッドレスタイヤ購入費用を加味し,着用を推進している。 |
株式会社潤工社 | ・冬期の運転時、より一層の注意をするよう社員はスリップ事故等に関する動画を視聴することとしている。 ・スタッドレスタイヤの着用を社員に通知し、冬期事故の未然防止に努めている。 ・構内を20キロ規制とし、一時停止箇所も各所に設け,随時チェックしている。 ・部署ごとに定期的にKY活動(危険予知)を行い、危険に対する情報を共有している。 ・安全衛生委員会を開催し、社員の交通事故に対し協議し、随時情報交換・共有を行っている。 |
問い合わせ先
- 2022年12月27日
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