応急手当の重要性
「最初の数分間」に何をするかで、倒れた方の運命は大きく変わる!
あなたの大切な家族、友人あるいは同僚があなたの目の前で、突然に倒れ、全く返事をしなくなったらあなたはどうしますか?家庭や職場で出来る手当のことを広い意味で応急手当といいます。 その中でも、突然心臓と呼吸が止まってしまった状態もしくは、これに近い状態になった時に、胸骨圧迫、人工呼吸を行うことを心肺蘇生法といいいます。 心停止になった場合、脳は3~4分間の血流停止によって重大な障害を受けてしまいます。 心停止に対する蘇生法は速やかに開始しなければ効果が乏しいです。電話してから救急車が到着するまでの「最初の数分間」に何をするかで、倒れた方の運命は大きく変わる可能性があります。 |
カーラーの救命曲線
左の図はカーラーの救命曲線といいます。 心臓が止まってからまたは呼吸が止まってから、何分くらい経つと命を助けることが困難になるかが曲線で示されています。 あなたが電話をかけて、救急車が到着するまでには、 笠間市で平均約8.2分(平成25年中)かかります。 もし呼吸が止まったり、心臓が止まってしまったときに、救急車が到着するまで手をこまねいて見ていたら、命を救うことができないことがこの図から分かると思います。 |
命をつなぐ鎖「救命の連鎖(Chain of Survival)」
心臓が止まってしまうような重篤な状態のときには、救急手当はもちろん、救急車をすぐに呼ぶことや、救急救命士による除細動(電気ショック)、救急救命センター等による高度な医療処置が、スムーズな連携プレーで行われることが救命のためには必要です。 このことを「救命の連鎖」といいます。この連鎖が一つでも欠けたら命を助けることはできません。 皆さんには早い通報と、早い心肺蘇生法とAEDによる電気ショックを担ってもらうことがポイントになります。 |
救命のためには皆さんの勇気と行動が必要なのです
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- 2011年9月15日
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